ジオン好きの日記帳
ただのジオニストが遺す日記。 結構前からガンダムネタがない。
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ガンダム考察-6時限目 歴史②「サイド3独立宣言」
 ジオンの名を持つ男の出現と宇宙「植民地」の独立運動

 人類は欲深い生き物だ。
 現状に満足せず、より良い生活、より楽な生活を求めて奪い合い、押しのけ合い、騙し合いながら、ついには大地をも傷つけてきた。
 周辺地域への経済進出という平和的なものから、武力による土地や財産の奪取と極端な例(歴史的には一般的)、様々な形で歴史を彩ってきた(遥か数百万年前から繰り返されてきた略奪の歴史は、人類の本能といえる)。
 後者の色合いを強く持ちつつも、前者の要素も含まれるものものの代表が植民地であろう。
 植民地の獲得・維持には血生臭い事件がつき物である上、社会通念上の問題もあり、旧世紀(西暦)最後期にはその数を急速に減らしていった。
 しかし、宇宙世紀を迎えるにあたって、新たな形で植民地は復活することになる。
 それがスペース・コロニーである。
 
 コロニーは、旧世紀末に社会問題となっていた環境問題と人口問題(U.C.0001の時点で90億人以上)の解決策として(解決というよりは逃げ)、地球連邦政府が実施した宇宙移民政策によって宇宙に創られた新天地である。
 このコロニーが帝国主義的な植民地と異なるのは、他国の領土に植民地や衛星国を建国するのではなく(地球連邦自体が地球規模の連合国家なので、本来他国という発想そのものがない)、あらゆる組織が領有権を持たない持たない月軌道上のラグランジュ・ポイントに人口の大地を建造したことだった。
 そこに宇宙人は住んでいなかったため、現地の民と入植者との間で血が流されることがなかったのである(後にコロニーの住民達が地球居住者から宇宙人と蔑まされる事になるが)。

 争いとは無縁のはずだった新天地コロニー。
 しかし、かつての植民地の多くが宗主国に反旗を翻したように、コロニーの中にも連邦から独立しようとする勢力が表れた。
 月の裏側のラグランジュ・ポイント、L2に建造されたコロニー群、サイド3である。
 生物の生存を許さない真空中にコロニーを建設してきた歴史や、食物だけでなく水や空気でさえ自分達で作り出さなければならない環境、全てのコロニー中、地球から最も離れているという地理条件が強い独立心を生む土壌となり、それと宇宙世紀最大の思想家といわれるジオン・ズム・ダイクンが出会うことで、独立運動が始まったとされている。


独立宣言に至る経緯

 旧世紀末、地球人口の増加と環境の悪化は緊急に対処すべき問題となっていた。
 地球環境の破壊や悪化は、産業革命以降の人類のエゴによるところが大きかったが、ただ生きているだけで地球に悪影響を与えているということから、人口問題を抜きに語れないことも確かだった。
 そこで、「人の重さで地球を潰さないため」に、連邦政府は宇宙移民政策を実施する。
 この政策は半ば強制的に行われたが、問題を放置すれば地球と人類が共倒れになることは容易に予想されていたため、人々は積極的に、あるいは内心抵抗しながらも宇宙に移民して行った。

 しかしU.C.0051、連邦が新規コロニー開発計画の凍結を宣言したのだ。
 当初予定していた規模の移民が終了したためというのが連邦の見解だったが、移民者から見れば裏切り行為としか言いようがなかった。
 実際、地球の環境問題は解決していなかったし、宇宙移民者のほとんどが強制的に移民させられた人たちであったのだから。

 「一般人を危険な宇宙へと追いやって、自分達だけで地球を独占し、汚染し続けるつもりだ。事実上の棄民政策ではないか」

 多くに人々がそう思い、不満が募っていった。
 実際、連邦の中枢は地球に置かれていたし、要人のほとんどは地球に残ってリッチな生活を送っていた。
 反面、移民者達は危険な宇宙で暮らし、空気にも税金を払い、貧困していた。
 サイドの自治権も限定的であり、コロニーにアゴで指示するような連邦政府に(コロニーは連邦に貢がされているような状況だった)、不満は募る一方であった。

 そんな時代に登場したのが地球の聖域化とスペースノイドの自治独立を訴えたジオン・ズム・ダイクンである。
 ダイクンは、地球から最も離れたコロニー群、サイド3に移住して自らの考えを説き、実践した。
 ダイクンの運動は絶大な効果を挙げ、彼の思想に共鳴した数多くの人々がサイド3に移住した。

 サイド3以外の各サイドでも独立機運が高まっていたU.C.0058、ダイクンは勢力を糾合し、サイド3の独立を宣言する。
 後の世に言う、ジオン共和国の樹立である。


独立宣言による影響

 共和制を布いたサイド3の初代首相に就任したダイクンであったが、連邦がサイド3の独立をそう簡単に承認するとは考えていなかったのか、彼が行ったのはあくまで独立"宣言"であって、この時点でのサイド3は独立国として認められていなかった。
 国際法上、サイド3を国家として認める国家がいくつか存在すれば独立国サイド3は成立していたが、地球規模の連合国家・地球連邦の当地かではそれは難しかった。

 ダイクンの思想を実践するなら、地球に住む政府の要人たちは住処を追われる。
 そうなっても宇宙に住めばいいのだが、地球に住むこと自体が既得権益であったため、上流階級を自認し、スペースノイド(ほとんどが一般人)を見下していた腐った地球居住者にとって、地球を追われることは屈辱や恐怖以外の何物でもなかった。
 また、サイド3の独立を認めれば他のサイドの独立も認めなくてはならない。
 自分達の利益のため、それは避けなくてはならない事態だった。

 独立宣言に対する連邦の回答が敵対政策であったことから、ダイクンの思想やコロニーの独立機運を危険視していたことは間違いない。
 地球とコロニーの関係を、かつての植民地主義国家の宗主国と植民地のように捉えていた者も多かったのだろう。
 連邦のサイド3に対する敵視政策は、大きなものだけでも、独立宣言の翌年U.C.0059の経済制裁、U.C.0060の60年代軍備増強計画、U.C.0064の観艦式挙行などがあり、徹底してサイド3を封じ込めようとした。
 他にも各サイドのデモや演説などの独立運動に対して、治安維持の名目で部隊を投入し、虐殺が行われたとの情報もある。
 恫喝といっても過言ではないこれらの政策は、他サイドの独立運動家や市民の口をつぐませた。
 
 このような状況に合ってもダイクンは、独立を承認させるために交渉を進め、政治家や官僚との折衝を行ったようだ。
 しかし、連邦の回答は常に「否」であった。
 連邦は譲歩の姿勢を崩さず、地球と宇宙の溝は決定的なものになってしまった。

 連邦の強硬姿勢はスペースノイドを失望させ、ダイクンが没した後、ザビ家を筆頭とする対連邦強硬派が台頭する要因となった。
 そして、地球圏は宇宙規模の戦争の時代へと突入して行ったのである。


 参考資料:ガンダムファクトファイル

 あまり私見を挟みたくはないが、一人の人間として連邦政府の人間に一言送るとすると、

 「潰す」
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